“このゆき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
此雪75.0%
是雪25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時いまばちあたつてういふ身分みぶん零落おちぶれ、俄盲目にはかめくらになりました、可愛想かあいさうなのは此子供このこぞうでございます、んにもぞんじませぬで、おや因果いんぐわが子に𢌞めぐりまして、此雪このゆきなか跣足はだしで歩きまして
『ナニ、雪の中だ? 雪の中、結構——下手な畳の上よりも、結句是方このはうが気楽だからね。』これには丑松も持余してしまつて、是雪このゆきの中で知らずに寝て居たら奈何どうするだらう
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『なにしろ是雪このゆきだからねえ。』と文平は微笑んで、『仕方が無い、延ばすサ。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)