“こうねん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
後年69.2%
行年15.4%
光年7.7%
浩然7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さすが後年こうねんやまに身をかくしても、隠然いんぜん天下におもきをなした大軍師だいぐんし幸村ゆきむら、わかい時から人の知らない心がけがあった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鷲津氏の子孫は今なお丹羽の旧邸に住しているので、わたくしは当代の主人鷲津順光氏に問合せてこの忌辰を知ったのであるが、しかしその行年こうねんの幾歳なるかをつまびらかにしない。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
オリオンという、はじめてその名をしったぼしを見あげると、みよこのかおが、ぽうーっと、うかんできた。五百光年こうねん、アテネ・ローマの古都こと——。
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)
オリオンけんのいのきちが、オリオンをしらなくって、どうするのだ。あのぼしは、五百光年こうねん——つまり、あのほしの光が、あそこから、ここまでとどくのに、五百年もかかっているんだ。
ラクダイ横町 (新字新仮名) / 岡本良雄(著)
ところが天保六年(1835)に出版になった紀州の坂本浩雪さかもとこうせつ浩然こうねん)の『菌譜きんぷ』には
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)