“げんきふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
言及50.0%
元給50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし六ヶ月經つてから、彼は手紙を寄越した。しかしその中には、ロチスター氏の名を云ふこともなく、私の結婚にも言及げんきふしてなかつた。
不思議なことには彼女はかつて一度でも母親の病氣のことにまたは兄の死にまたは家族の前途についての現在の暗い有樣に言及げんきふしたことがなかつた。
原則通げんそくどほり二わりさないでも仕方しかたがあるまい。められたひとも、元給げんきふまゝでゐるひと澤山たくさんあるんだから」とつた宗助そうすけは、このゑん自己じこ以上いじやう價値かちをもたらしかへつたごと滿足まんぞくいろせた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)