“けっけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玦形33.3%
血型33.3%
譎計33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼のひたいから片頬かたほおにかけて、田虫たむしが根強く巣を張っていたために、彼の玦形けっけい刺青ほりものは、奴国の誰よりも淡かった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
奴国なこくの宮からは、面部の玦形けっけい刺青ほりものつぶされた五人の使部しぶが、偵察兵となって不弥うみの国へ発せられた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
やがて帽子から顔から肩先から、けた血で血達磨ちだるまのようになった男です。なるほどこの肉も血も、珠江夫人のではなかった。貴下の言うとおりにネ。血型けっけいO型の人肉は誰だったのでしょう。
人間灰 (新字新仮名) / 海野十三(著)
湖畔で採取した人肉の血型けっけい検査によるとO型だったというじゃありませんか。しかし夫人の血型はAB型です。これは先年夫人が大病のとき、輸血の必要があって医者が調べて行った結果です。
人間灰 (新字新仮名) / 海野十三(著)
こはこの風説早くも聞えて、赤髯奴せきぜんど譎計けっけいに憤激せる草刈夥間なかまが、三郎の吉左右きっそうを待つ間、示威運動を行うなり。大助これを見て地蹈韛じだんだを踏みて狂喜し、欄干に片足懸けて半身を乗出だしつ。
金時計 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)