“血型”の読み方と例文
読み方割合
けっけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて帽子から顔から肩先から、けた血で血達磨ちだるまのようになった男です。なるほどこの肉も血も、珠江夫人のではなかった。貴下の言うとおりにネ。血型けっけいO型の人肉は誰だったのでしょう。
人間灰 (新字新仮名) / 海野十三(著)
湖畔で採取した人肉の血型けっけい検査によるとO型だったというじゃありませんか。しかし夫人の血型はAB型です。これは先年夫人が大病のとき、輸血の必要があって医者が調べて行った結果です。
人間灰 (新字新仮名) / 海野十三(著)