“玦形”の読み方と例文
読み方割合
けっけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼のひたいから片頬かたほおにかけて、田虫たむしが根強く巣を張っていたために、彼の玦形けっけい刺青ほりものは、奴国の誰よりも淡かった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
奴国なこくの宮からは、面部の玦形けっけい刺青ほりものつぶされた五人の使部しぶが、偵察兵となって不弥うみの国へ発せられた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)