“けうべん”の漢字の書き方と例文
語句割合
教鞭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
子姓こしやうのやうな顔をして、乱暴な口を利きながら、教鞭けうべんの代りに二尺しを手にしてゐる雛子の前で、小型の餉台ちやぶだいに向つて、チビはしやれたやうな太い声をはりあげて、面白い節をつけて
チビの魂 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
前日ぜんじつみそか、阿波あは徳島とくしまから出京しゆつきやうした、濱野英二はまのえいじさんがけつけた。英語えいご教鞭けうべんる、神田かんだ三崎町みさきちやう第五中學だいごちうがく開校式かいかうしきのぞんだが、小使こづかひ一人ひとりはりひしがれたのとちがひに逃出にげだしたとふのである。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)