“けいはん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
京阪81.3%
京坂18.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京阪けいはん地方位い特殊な言葉を使っている部分も珍らしいと思う。それも文明の中心地帯でありながら、日本の国語とは全く違った話を日常続けているのである。
めでたき風景 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
京阪けいはん周囲の村々でも、ケンズイという名はもう知らぬ人ができて、市街地同様にお茶という語がよく通じ、前茶まえちゃあさお茶・四つ茶というのが午前の茶のこと
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
知つゝ出家しゆつけになし奉らんは勿體もつたいなき儀に付今度我々守護しゆごし奉つり江戸おもてへ御供仕つるについては一度江戸表へ御下りのうへは二度京坂けいはん御見物ごけんぶつも思召にまかせられざるべしと依て只今のうち京坂けいはん御遊覽ごいうらんの爲當表たうおもてへは御出遊いであそばされしなり委細ゐさいは斯の如し相摸殿にも是にて疑念ぎねん有べからずと辯舌べんぜつ滔々たう/\として水のながるゝ如にのべたり是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)