“くわちやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
誇張50.0%
夸張25.0%
課長25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これまでは非常な出来事を書く為めに、多少誇張くわちやうした筆法で書いたが、これから先は少し調子を変へて、平穏な文章で自然に近く書く事にしようと思ふ。読者もその積りで読んで貰ひたい。
我は汝と共に夸張くわちやうすること能はず。我をばたゞ此儘にてあらせよ。對話はおほよそ此の如くなりき。
かれ自分じぶん東京とうきやうんでれた杉原すぎはらが、いまなほ課長くわちやうとして本省ほんしやうにゐないのを遺憾ゐかんとした。かれ東京とうきやううつつてから不思議ふしぎとまだ病氣びやうきをしたことがなかつた。したがつてまだ缺勤屆けつきんとゞけしたことがなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)