“くつがけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
沓掛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日は沓掛くつがけまで行って峠え越して、帰りに友達に逢って、坂本さかもと宿しゅくはずれで一盃いっぺいやって、よっぱれえになってけえって来たが、むま下湯そゝゆつかわねえで転輾ぶっくりけえって寝ちまった、ねむたくってなんねえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しかるに此の喜六がくなった跡は、親戚みよりばかりで、別に恩をせた人ではないから、気詰りで中の条にもられませんので、忠平と相談して中の条を出立し、追分おいわけ沓掛くつがけ軽井沢かるいざわ碓氷うすいの峠もようやく越して
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
木曾街道でも追分おいわけ沓掛くつがけ軽井沢などは最も寒い所で、たれやらの狂歌に、着て見れば綿がうすい(碓氷)か軽井沢ゆきたけ(雪竹)あってすその寒さよ、丁度碓氷の山のふもとで、片方かた/\は浅間山の裾になって
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)