“ぎりがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
義理堅66.7%
義理固33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「知っているとも。昔は武家だったそうだな、松平まつだいらという祖先の姓を名乗っては、相済あいすまないというので、松平を引っくり返して平松屋は、義理堅ぎりがたいようなふざけた話だ」
銭形平次捕物控:282 密室 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
あに元太郎もとたらう至極しごく實體じつていで、農業のうげふ出精しゆつせいし、兩親りやうしん孝行かうかうつくし、まづしいなかにもよく齊眉かしづき、ひとづきあひは義理堅ぎりがたくて、むらほめものなのであるが、次男じなん小助こすけうまれついたのらくらもの。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「お土産ですって。まア義理固ぎりがたいのネ。——一体なにを下さるの」
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)