“ぎねん”の漢字の書き方と例文
語句割合
疑念100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次かんじうちからんでもかはやそば返辭へんじをするおつぎのこゑ最初さいしよあひだ疑念ぎねんいだかせるまでにはいたらなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
妻の眼色めいろを読もうとしても、主人の貌色かおいろに気をつけても、ただ疑念ぎねんばかりで証拠を押えることが出来ません。斯様こんな処に奉公するじゃないと幾度思ったか知れません。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
もしや彼らが十二月八日をショックとして云いあわせたように気が変になったのではないかと疑念ぎねんを抱かせるものがあるのであったが、二三の者に小当りに当ってみた結果によると