“きゅうせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弓箭70.0%
九泉15.0%
急箭5.0%
臼川5.0%
躬践5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幸村申すことに「この度の御和睦も一旦のことなり。ついには弓箭きゅうせん罷成まかりなるべくと存ずれば、幸村父子は一両年の内には討死とこそ思い定めたれ」
真田幸村 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
あのひとりの妹も、よく可愛がってやっておくれ。……よい婿むこをえらんで嫁がせてくださいよ。……もし、母のことばをたがえたら、九泉きゅうせんの下で、親子の対面はかないませんぞ
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
野営地から上、踏跡は全く急箭きゅうせんの流れに押しまくられて「監視路」の文字も無意識にうちに消え失せた。滝また滝。
二つの松川 (新字新仮名) / 細井吉造(著)
明治四十年頃からの漱石氏はますます創作に油が乗って来て、その門下に集まって来た三重吉、豊隆とよたか草平そうへい臼川きゅうせんその他の人々に囲繞いじょうせられて文壇に於ける陣容も整うて来た事になった。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
否な、いたずらに其時節到来を待つに非ず、天下有志の善男善女が躬践きゅうせん実行して実例を示し、以て其時節を作らんこと、我輩の希望し勧告する所なり。
新女大学 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)