“急箭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きふせん50.0%
きゅうせん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は「時」にあざむかれ尽くして古時いにしへを思ひ、これは「時」に弄せらるゝを知らずして空望を懸く。気ち骨かたきものすら多くは「時」の潮流に巻かれて、五十年の星霜急箭きふせんの飛ぶが如くに過ぐ。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
野営地から上、踏跡は全く急箭きゅうせんの流れに押しまくられて「監視路」の文字も無意識にうちに消え失せた。滝また滝。
二つの松川 (新字新仮名) / 細井吉造(著)