“きゅうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
翕然85.7%
弓箭4.8%
柩前4.8%
璆然4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに於て、翕然きゅうぜんとして輿論は今起りつつあると信じますのである。これは憲政の発達のために、甚だよろこぶべきことであると思います。
憲政に於ける輿論の勢力 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
調度掛にかけてある弓箭きゅうぜんを眺め、しばらく小首を傾けている、日置正次へきまさつぐの耳へ大勢の人声が、裏庭の方から聞こえてきたのは、それから間もなくのことであった。
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
弓箭きゅうぜんの根元ご存知でござるか?」
弓道中祖伝 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その柩前きゅうぜんに『コラン聖典』を運ばせ唱師から泣き婆まで傭うて人間同様の葬式行列を行い、ことあらわれて弥次やじり殺されかけた由を載す。
南子は絺帷ちいうす葛布くずぬのの垂れぎぬ)の後に在って孔子を引見する。孔子の北面稽首ほくめんけいしゅの礼に対し、南子が再拝してこたえると、夫人の身に着けた環佩かんぱい璆然きゅうぜんとして鳴ったとある。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)