“きゅうじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
宮城33.3%
窮状26.7%
韮城13.3%
救拯6.7%
穹状6.7%
糾縄6.7%
鳩杖6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「真相はまだはっきりしないがね。とにかく宮城きゅうじょうのまわりを軍隊がとりまいていて、あの辺の交通が自由でないそうだ。」
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
ハラハラと、とめどないなみだを、その数行の文字にはふり落として立ちすくんでいた伊那丸いなまるは、いそいで小屋に取ってかえし、今の窮状きゅうじょうをかんたんにしたためて、かけもどってきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
七月三十一日 遠藤韮城きゅうじょう逝く。
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
神を知らざる時我らに真の恐怖なく、痛烈なる煩悶はない。怖るる事、悶ゆる事、それは神に捉えられた証拠である。そして救拯きゅうじょうと光明へむかっての中道の峠である。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
Rrrreisekissen ! Die Decken ! と呼びあるく売り子の声が広大な停車場の穹状きゅうじょうの屋根に響いて反射していた。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかして魂気はすなわちかざるところなしか、われ得てこれを知らず。倏忽しゅくこつとして来たり、倏忽として去り、禍福糾縄きゅうじょうす。たれその極を知る。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
鳩杖きゅうじょうを賜わるの光栄に浴した。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)