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がこうそう
ふりがな文庫
“がこうそう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
鵞口瘡
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鵞口瘡
(逆引き)
しかし二週たって、子供が
鵞口瘡
(
がこうそう
)
のために死んだときには、自分でその子を小さい
棺
(
かん
)
に納めて、深い憂愁の面もちでじっとそれを眺めていた。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
例の
如
(
ごと
)
く消毒衣に服を着かえて。くつを下駄にはきかえて牛舎を
見廻
(
みまわ
)
った。予は獣医に府下
鵞口瘡
(
がこうそう
)
の模様を問うた。本月二日以来新患の
届出
(
とどけい
)
でがないから。
牛舎の日記
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
舌に
腫物
(
はれもの
)
が出来たと云ふが、
鵞口瘡
(
がこうそう
)
にでもならねば
好
(
よ
)
い。ぢつと
炬燵
(
こたつ
)
に当りながら、「つづらふみ」を読んでゐても、心は
何時
(
いつ
)
かその泣き声にとられてゐる事が度々ある。
私
(
わたし
)
の家は
鶉居
(
じゆんきよ
)
ではない。
点心
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
きょうは
午后
(
ごご
)
から
鵞口瘡
(
がこうそう
)
疫の事に
就
(
つい
)
て。組合本部の役員会がある
筈
(
はず
)
なれど
差支
(
さしつか
)
える事があって往をやめた
牛舎の日記
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
虎毛が少し
涎
(
よだれ
)
をたらしていました
故
(
ゆえ
)
鵞口瘡
(
がこうそう
)
かも知れぬと申して。男共に鼻をとらして口中をよおく見ました。どうも判然はわからぬけれど念のため獣医を呼んで一応見せるがよかろうと申して。
牛舎の日記
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
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