“がいそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
咳嗽57.1%
劾奏14.3%
外装14.3%
鎧装14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
居士は間もなく激しい咳嗽がいそうと共にそのコップに半分位の血を吐いた。そういう事は一日に数回あった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
あくる日、とう大臣おとどをはじめ、院中の公卿は、上皇に迫って、劾奏がいそうした。
つまり早くいえば、ロロー殿下は人類と接近するとき相手をおどろかすまいと思って、細心さいしんの注意をはらった外装がいそうをととのえているのであった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
もっとも、作事奉行さくじぶぎょう棟梁とうりょう工匠目付こうしょうめつけも、四方にかけあるいている使番つかいばんもすべてかみ鎧装がいそう陣羽織じんばおりしも小具足こぐそく、ことに人夫にんぷを使っているものなどは抜刀ばっとうをさげて指揮しきしているありさま。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)