“かわます”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
川鱒50.0%
川桝20.0%
川升10.0%
川増10.0%
河鱒10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
川鱒かわますは、塩をつけて焼いた方がおいしいで、そうしては不可いけないですかな。」
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
枳園はしばしば保を山下やました雁鍋がんなべ駒形こまがた川桝かわますなどに連れて往って、酒をこうむって世をののしった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
さて、駒形堂からあと退さがって、「川升かわます」という料理屋が大層流行はやり、観音の市の折りなど、それは大した繁昌。
九月の九日、菊見の節句にゃ暮れの六ツから、北町南町両ご番所の者残らずが両国の川増かわますでご苦労ふるまいの無礼講と、昔から相場が決まってるんだ。まごまごしてりゃ、遅れるじゃねえかよ
この頃の日本へは、亜米利加アメリカ系の虹鱒にじます河鱒かわます、北海道から姫鱒ひめますなどが移入されて繁殖しているが、その頃の利根川へは、古来東日本の河川に遡ってくる日本鱒である。
利根川の鮎 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)