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かみがたへん
ふりがな文庫
“かみがたへん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
上方辺
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上方辺
(逆引き)
間抜
(
まぬ
)
けな若旦那も乗て居れば、頭の
禿
(
はげ
)
た
老爺
(
じじい
)
も乗て居る、
上方辺
(
かみがたへん
)
の
茶屋女
(
ちゃやおんな
)
も居れば、下ノ関の
安女郎
(
やすじょろう
)
も居る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
関東では一般に、まい子のまい子の
何松
(
なにまつ
)
やいと繰り返すのが普通であったが、
上方辺
(
かみがたへん
)
では「かやせ、もどせ」と、ややゆるりとした悲しい声で
唱
(
とな
)
えてあるいた。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
追い追い伝聞いたしおり申すべく
候
(
そうら
)
えども、
上方辺
(
かみがたへん
)
の騒動容易ならざる事にこれあり、右残党諸所へ散乱いたし候につき、御関所においてもその取り締まり方、御老中より御話し相成りし次第に候。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
丁度
(
ちょうど
)
上方辺
(
かみがたへん
)
の
大地震
(
おおじしん
)
のとき、私は先生家の息子に漢書の
素読
(
そどく
)
をして
遣
(
やっ
)
た跡で、表の井戸端で水を
汲
(
く
)
んで、大きな
荷桶
(
にない
)
を
担
(
かつ
)
いで
一足
(
ひとあし
)
跡出
(
ふみだ
)
すその途端にガタ/″\と
動揺
(
ゆれ
)
て足が
滑
(
すべ
)
り
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
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