“かはりもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
變物40.0%
変物40.0%
變者20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ところがあいつは變物かはりものだから、夏も冬服を着てゐる三田公のやうな甲斐性無しと腐れあはうつていふのさ。變物は變物同志、こつちはお米さんと……」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
「それが不思議ですか。動物にまで同情するのです。理性のない動物にまで同情するのです。これでは西欧諸国にも負けてゐませんね。あつちもそんな風ですから。へゝゝゝ。」変物かはりものの老人はかう云つた切り
騎兵大隊長きへいだいたいちやう夫人ふじん變者かはりものがあつて、いつでも士官しくわんふくけて、よるになると一人ひとりで、カフカズの山中さんちゆう案内者あんないしやもなく騎馬きばく。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)