変物かはりもの)” の例文
旧字:變物
「イヤ、もう、其事にきましては絶えず心配して居りますので、——何分当人が、少こし変物かはりものと来て居りますので——」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「それが不思議ですか。動物にまで同情するのです。理性のない動物にまで同情するのです。これでは西欧諸国にも負けてゐませんね。あつちもそんな風ですから。へゝゝゝ。」変物かはりものの老人はかう云つた切り