“かわりもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
変者80.0%
変物20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何しろこの家の主人というのはよほど変者かわりものに相違ない。……待てよおれは、リップ・ヴァン・ヰンクルではないか知ら。……帰って見ると妻は婆になっている。
何もあの小僧が居なけあ船が出ねえって理窟りくつもあるめえし……おめえんとこの船長おやじがいくら変者かわりものだってそんな無鉄砲な酔狂をして乗組員のりくみを腐らせるような馬鹿ばかでもあんめえ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ついには男爵どころか県知事の椅子ひとつにもありつき得ず、むなしく故郷くにに引込んで老朽ちんとする人物も少くはない、こういう人物に限ぎって変物かわりものである、頑固がんこである、片意地である、尊大である
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)