“かちぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勝野50.0%
勝抜50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大御舟おほみふねててさもらふ高島の三尾みを勝野かちぬなぎさし思ほゆ」(巻七・一一七一)、「朝なぎに向けがむと、さもらふと」(巻二十・四三九八)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
何処いづくにかわれ宿やどらむ高島たかしま勝野かちぬはらにこのれなば 〔巻三・二七五〕 高市黒人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
しろ工匠こうしょうか、地水縄取ちすいなわどりの専門家せんもんかとかがまじっているが、上部八風斎かんべはっぷうさいはなかけ卜斎ぼくさいにしても、この人々と築城論試合ちくじょうろんじあいをして勝抜かちぬきにいいやぶることは、なかなか楽とは思われない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)