“かたなきず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刀傷40.0%
刀創33.3%
刀痕26.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
保名やすな家来けらいのこらずたれて、保名やすな体中からだじゅう刀傷かたなきず矢傷やきずった上に、大ぜいに手足てあしをつかまえられて、とりこにされてしまいました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
炉の横座に坐っていたくだんの旅人が、そのとき急にこちらを向いて、その険悪なかおつき、額から頬へかけて、たしかに刀創かたなきずがある、その厳しい面をこちらへ向けたかと思うと
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「嘘です!」小浪はそでで眼を押えながら、「焼死したのではございません。父の死体には……刀痕かたなきずがございました」
初午試合討ち (新字新仮名) / 山本周五郎(著)