“かきな”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カキナ
語句割合
掻撫60.0%
掻鳴40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食国をすくにの とほ朝廷みかどに 汝等いましらし 斯くまかりなば 平らけく 吾は遊ばむ 手抱たうだきて 我は御在いまさむ 天皇すめらが うづの御手みてち 掻撫かきなでぞ ぎたまふ うち撫でぞ 労ぎたまふ 還り来む日 相飲まむぞ この豊御酒とよみき
君臣相念 (新字旧仮名) / 亀井勝一郎(著)
負けぬ気の椿岳は業を煮やして、桜痴がくなら俺だって弾けると、誰の前でもめず臆せずベロンベロンと掻鳴かきならし、勝手な節をつけては盛んに平家をうなったものだ。
だん、二弾、げん掻鳴かきならして。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)