“かいしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海舟57.1%
会州14.3%
会衆14.3%
開州14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
盛庸等海舟かいしゅうに兵を列せるも、皆おおいに驚きおどろく。燕王諸将をさしまねき、鼓譟こそうして先登せんとうす。庸の師ついえ、海舟皆其の得るところとなる。鎮江ちんこうの守将童俊どうしゅんす能わざるを覚りて燕に降る。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
大寧よりかえりて会州かいしゅうに至り、五軍を立てゝ、張玉を中軍に、朱能を左軍に、李彬りひん右軍ゆうぐんに、徐忠じょちゅうを前軍に、降将房寛ぼうかんを後軍に将たらしめ、ようやく南下して京軍けいぐんと相対したり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
と猪股先生のお祈りは、後から安部君に聞いて承知したが、会衆かいしゅうへの報告を兼ねている。在学生が毎年死ぬのらしい。お召しによりましてとは正にそのことだ。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
開州かいしゅうの軍将に冉従長せんじゅうちょうという人があって、財をかろんじて士を好むというふうがあるので、儒生じゅせいや道士のたぐいは多くその門に集まって来たが、そのなかに※采ねいさいという画家もまじっていた。