“おとしより”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
御年寄	33.3%
御歳寄	33.3%
御老人	33.3%

御年寄

爲（し）ながら市郎左衞門の女房に對（むか）ひ御隱居樣には御年は寄給（よりたま）へど御人柄（おひとがら）勝（すぐ）れ常の御方とは見え申さず如何なる御由緒（ごゆゐしよ）に候やと尋（たづ）ねしに女房笑ひながら此方（こちら）に居給へば御不自由はなけれど佐竹樣の御年寄（おとしより）を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

御歳寄

其時（そのとき）、就中（なかんづく）御歳寄（おとしより）の君（きみ）つと褥（しとね）を進（すゝ）め給（たま）ひ

十万石 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

御老人

「御老人（おとしより）にお小使はお止（よ）しなさい。小児（こども）と老人は兎角無駄費（むだづかひ）をしたがるもんですから。」

茶話：03 大正六（一九一七）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)