“おしたて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
押立50.0%
推立50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
押立おしたて玄關にはむらさき縮緬の幕をはり威儀ゐぎ嚴重げんぢうに構へたり此時下の本陣には播州ばんしう姫路ひめぢの城主酒井雅樂頭殿どの歸國の折柄にて御旅宿なりしが雅樂頭うたのかみ殿上の本陣に天一坊旅宿の由を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
眞先に押立おしたて大縮おほちゞら熨斗目麻上下にて馬上なり尤も若黨四人長柄草履取合羽駕籠等相添あひそへ右の同勢にて八山をいでしたに/\と呼り數寄屋橋を指て練來ぬひきたるしかるに往來の横々は木戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
發足し威光ゐくわう列風れつぷうの如く十三日の道中だうちうにて東海道を滯りなく十月二日に江戸芝高輪八山やつやまの旅館へ着せり玄關にはれいの御紋附の幕をはり徳川天一坊殿旅館と墨黒に書し表札を押立おしたてたれば之を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
駕籠の先へ推立おしたて長棒ながぼうの駕籠にろく尺八人侍ひ六人跡箱あとばこ二ツ引馬一疋長柄草履取合羽等にて數寄屋橋内町奉行の役宅やくたくへ來り門前にて駕籠を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)