“おいたて”の漢字の書き方と例文
語句割合
追立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昼は肴屋さかなや店頭みせさき魚骨ぎょこつを求めて、なさけ知らぬ人のしもと追立おいたてられ。或時は村童さとのこらかれて、大路おおじあだし犬と争ひ、或時は撲犬師いぬころしに襲はれて、藪蔭やぶかげに危き命をひらふ。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
仮初かりそめながら知合しりあいとなったじいの耳へもあなたのよい評判を聞せてもらい、然し何もあなたを追立おいたてる訳ではないが、昨日もチラリト窓からのぞけば像も見事に出来た様子
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)