“おひた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
生立50.0%
追立50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へーえ、役者になりたい。」いぶかもなく蘿月らげつは七ツ八ツのころによく三味線しやみせん弄物おもちやにした長吉ちやうきち生立おひたちを囘想くわいさうした。「当人たうにんがたつてと望むなら仕方しかたのない話だが………困つたものだ。」
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「でもこの家があつたから、かうして居られるんぢやありませんか。有難いぢやないの。」妻が喙を出して、「家を追立おひたてられたときのことを思つてごらんなさい。厭なもんだわ。」
余震の一夜 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)