トップ
>
追立
>
おひた
ふりがな文庫
“
追立
(
おひた
)” の例文
十八九時分に、学窓にもぢつとしてゐられず、何か
追立
(
おひた
)
てられるやうな気持で、いきなり故郷を飛出した頃の自分と同じであつた。
町の踊り場
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
蟇
(
ひき
)
と
目
(
め
)
を
交換
(
とりか
)
へたとは
事實
(
まこと
)
か? ならば
何故
(
なぜ
)
聲
(
こゑ
)
までも
交換
(
とりか
)
へなんだぞ? あの
聲
(
こゑ
)
があればこそ、
抱
(
いだ
)
きあうた
腕
(
かひな
)
と
腕
(
かひな
)
を
引離
(
ひきはな
)
し、
朝彦
(
あさびこ
)
覺
(
さま
)
す
歌聲
(
うたごゑ
)
で、
可愛
(
いと
)
しいお
前
(
まへ
)
を
追立
(
おひた
)
てをる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
「でもこの家があつたから、かうして居られるんぢやありませんか。有難いぢやないの。」妻が喙を出して、「家を
追立
(
おひた
)
てられたときのことを思つてごらんなさい。厭なもんだわ。」
余震の一夜
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
追
常用漢字
小3
部首:⾡
9画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“追立”で始まる語句
追立役
追立歩