“えんせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
艶羨40.0%
厭戦20.0%
婉妗20.0%
沿線20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かの日光のびょうの壮厳雄麗、金碧こんぺき目をくらまし、今日に及んでなお世界万邦の艶羨えんせん喝采かっさいを博するゆえんのものは、これわが人民が一抔いっぽうの墓田をも有せず、三尺の石塔をも有せず
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
この虚に乗じて敗戦思想、厭戦えんせん思想を植えつけなければ、ほかにその機会はありません。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
姓はこう、名は婉妗えんせん、などと見えすいた好い加減なことを答えるよりは面倒だから、其儘そのままにして置こう。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
自分じぶんで、そういうのもおかしいが、この土地とちは、いいところですよ。それに、この汽車きしゃとお沿線えんせんにいれば、人間にんげんまどからげるいろいろのものがあったりして、べるのにこまることはありません。
温泉へ出かけたすずめ (新字新仮名) / 小川未明(著)