“艶羨”の読み方と例文
読み方割合
えんせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誰が聞いていても、その熱心ぶりにこそ興を催せ、これに嫉妬だの、艶羨えんせんだのというに似た感情を起させることは、万無いのでありました。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
かの日光のびょうの壮厳雄麗、金碧こんぺき目をくらまし、今日に及んでなお世界万邦の艶羨えんせん喝采かっさいを博するゆえんのものは、これわが人民が一抔いっぽうの墓田をも有せず、三尺の石塔をも有せず
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)