“えいさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
栄西40.0%
永才10.0%
叡才10.0%
営寨10.0%
穎才10.0%
英才10.0%
鋭犀10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
栄西えいさい禅師の『喫茶養生記』にあるようなことを、芝居の老女のセリフみたいに、おちょぼ口で、訓戒してくれた。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
それは、一度鉱山へ帰りながら、どうしても我慢が出来ず、チェッコ製のこれをかつぎ出して来た孫永才えいさいだった。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
永才えいさいはそう云って着物のよごれを気にする弟を丘の斜面にかけさせた。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)
かく、一五五一年、時の碩学せきがくロウジャ・アスカムがブラッドゲイトの城にジェイン・グレイを訪ねて、その叡才えいさいに舌をいた折の情景は、やつがれ未だ彼自らの手に成る記録を読む機会を得ず
ジェイン・グレイ遺文 (新字旧仮名) / 神西清(著)
許都へ来ては、諸将は各〻の営寨えいさいにわかれ帰って、平常の服務につき、関羽は、洛内らくないに一館をもらって、二夫人をそこへ住まわせた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
でんぐり返してやる。わが夕陽新聞にどんな奇想天外な計画があるか、よもやてめえらは知らねえだろう。それにしてもわが社の編集長幸田節三というのはなかなかの穎才えいさいに違いない。ああ一夜明けたら——
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
博士は研究所を火災かさいで失って、どうにも復興ふっこうの見込みが立たず、あたら英才えいさいいだいて不幸をたんしているという。しかし博士のことだから、そのうちにもっと何かいい手段を考え出すことだろう。
鞄らしくない鞄 (新字新仮名) / 海野十三(著)
文壇の事にくらい坂本はその雑誌記者で新進作家川田氏に材料を貰い、それを坂本一流の瓢逸ひょういつまた鋭犀えいさいに戯画化して一年近くも連載した。
鶴は病みき (新字新仮名) / 岡本かの子(著)