“うれしく”の漢字の書き方と例文
語句割合
嬉敷100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御約束の凧こし下され、早くあげて見参らせたく、こよなう嬉敷うれしくぞんじまゐらせ候、此猩々凧しょうじょうだここそ乙女の姿には似ずとも、雲のかよひ路ふら/\としてどこをまひぶみせんとてか
俳句の初歩 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
云號いひなづけと思ひ居る事の嬉敷うれしくは思へども利兵衞殿の心底しんていかはりなければお菊にあふまじと云をお竹は無理むりに吉三郎を連來つれきたり今度は新道しんみちへ廻り庭口にはぐちの切戸を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
縁あればこそ力にもなりなられてたがい嬉敷うれしく心底打明け荷物の多きさえいとう旅路の空に婚礼までして女房に持とうという間際になりて突然だしぬけ引攫ひきさらい人の恋を
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)