“うらしまたろう”の漢字の書き方と例文
語句割合
浦島太郎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間にんげん世界せかいには、浦島太郎うらしまたろうというひと竜宮りゅうぐうって乙姫おとひめさまのお婿様むこさまになったという名高なだかいお伽噺とぎばなしがございますが、あれは実際じっさいあった事柄ことがらなのでございましょうか……。
子供たちは、もう浦島太郎うらしまたろうの時代をとっくに過ぎていたので、話といっても、そう種はなかった。それに本も手近かにはないので、すぐ話の種につまって、大いに弱らせられていた。
浦島太郎うらしまたろうは、かめをたすけたために龍宮りゅうぐうへいって、おとひめさまにであったのだから、ぼくもこれから殺生せっしょうをしないことにしようと、次郎じろうさんはおもいました。
きれいなきれいな町 (新字新仮名) / 小川未明(著)