“うはかは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上層66.7%
上皮33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かなたにてもこなたにても彼等はおのが立處たちどに下り、既にもちにまみれて上層うはかはの中に燒かれし者等にその鐡搭くまでをのべき 一四八—一五〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
父は火のやうにおこつて、絹篩にかけた程に柔らかない灰の上層うはかはから、ザラ/\した燒土やけつちの如き灰を取り棄てるのに、朝飯あさはん晝飯ひるめしになるのをも忘れてゐた。
父の婚礼 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
青い空の静まり返つた、上皮うはかはに、白い薄雲うすぐも刷毛先はけさきで掻き払つたあとの様に、筋違すぢかひに長く浮いてゐる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)