“うきす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浮洲55.6%
浮巣44.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八重やえ立つ雲を押し分けて勢いよく道を押し分け、天からの階段によつて、下の世界に浮洲うきすがあり、それにおちになつて、つい筑紫つくし東方とうほうなる高千穗たかちほの尊い峰におくだり申さしめました。
わたくしはかつて『夏の町』と題する拙稾せっこうに明治三十年の頃には両国橋の下流本所ほんじょ御船倉おふなぐらの岸に浮洲うきすがあって蘆荻のなお繁茂していたことを述べた。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
にイほ浮巣うきすがついた
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「アアあれだな。——いち早く石碣村せっかそんを立退いて、奴ら七人が、隠れたと聞く浮巣うきすのような島というのは」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)