“拙稾”の読み方と例文
読み方割合
せっこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしはかつて『夏の町』と題する拙稾せっこうに明治三十年の頃には両国橋の下流本所ほんじょ御船倉おふなぐらの岸に浮洲うきすがあって蘆荻のなお繁茂していたことを述べた。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)