浮巣うきす)” の例文
従来しばしば取潰とりつぶしにかかった官軍といえど、生きて還ったためしがない——と、までいわれている巨大な“無法者地帯の浮巣うきす”だったのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日奈久の温泉宿で川上眉山かわかみびざん著「にお浮巣うきす」というのを読んだ事などがスケッチの絵からわかる。浴場の絵には女の裸体がある。
亮の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
にイほ浮巣うきすがついた
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「アアあれだな。——いち早く石碣村せっかそんを立退いて、奴ら七人が、隠れたと聞く浮巣うきすのような島というのは」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
にほ浮巣うきす
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
城は浮巣うきすになった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)