“いろもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
色物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この席は夜になると、色物いろものだけしかかけないので、私は昼よりほかに足を踏み込んだ事がなかったけれども、席数からいうと一番多くかよった所のように思われる。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
わたくしはじめておにかかったときのお服装なりは、上衣うわぎしろ薄物うすもので、それに幾枚いくまいかの色物いろもの下着したぎかさね、おびまえむすんでダラリとれ、そのほか幾条いくすじかの、ひらひらしたながいものをきつけてられました。