“いらずら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
悪戯50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
偐紫楼にせむらさきろう燈火ともしびは春よりも夏よりもいらずらにその光の澄み渡るもややめて来た頃であった。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そしてそれらの花を見たばかりの時は、誰かが悪戯いらずらをして、その枝々におびただしい小さな真っ白な提灯ちょうちんのようなものをぶらさげたのではないかと言うような、いかにも唐突とうとつな印象を受けたのだった。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)