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いなずまがた
ふりがな文庫
“いなずまがた”の漢字の書き方と例文
語句
割合
稲妻形
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稲妻形
(逆引き)
稲妻形
(
いなずまがた
)
についている
石段
(
いしだん
)
の道を見まわしても、きれいな
朝露
(
あさつゆ
)
がたたえられて、人の
土足
(
どそく
)
にふみにじられているようすはない。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
黄葉
(
こうよう
)
と枯枝の
隙間
(
すきま
)
を動いてくる彼らの
路
(
みち
)
は、
稲妻形
(
いなずまがた
)
に林の
裡
(
うち
)
を抜けられるように、また比較的急な
勾配
(
こうばい
)
を楽に
上
(
のぼ
)
られるように、作ってあるので
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
丘
(
おか
)
はさして高くはないが、
奇岩
(
きがん
)
乱石
(
らんせき
)
の
急勾配
(
きゅうこうばい
)
、いちめんに
生
(
お
)
いしげっている
落葉松
(
からまつ
)
の中を、わずかに、石をたたんだ
細道
(
ほそみち
)
が
稲妻形
(
いなずまがた
)
についている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
稲妻形
(
いなずまがた
)
に段々を下りるときは、むやみに下りるばかりで、いくら下りても尽きないのみか、人っ子一人に
逢
(
あ
)
わないものだから、はなはだ心細かったが、はじめて作事場へ出て、人間に逢ったら
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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