“いつつき”の漢字の書き方と例文
語句割合
五月100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
郊外では四月よつき五月いつつきも釣る蚊帳かやが、ここでは二十日か、三十日位しからない。でも、毎年のように蚊がえた。その晩も皆な蚊帳の内へ入った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
かんざしを取って授けつつ)楊弓ようきゅうを射るように——くぎを打って呪詛のろうのは、一念の届くのに、三月みつき五月いつつき、三ねん、五年、日と月とこよみを待たねばなりません。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
四月よつき五月いつつき、半歳と、親切な島の人達の世話になりながら、身体も心も恢復かいふくするのを待ちました。