“いちじる”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イチジル
語句割合
98.9%
著聞1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出づれば、その道まさり、その伴ふ星またまさる、しかしてその己がさがに從ひて世の蝋をとゝのかたすこといよ/\いちじるし 四〇—四二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
駒井のこの住居すまいには、このごろいちじるしく室がふえているはずなのに——金椎キンツイひとりを眠らせて置いて、みんなどこへ行ったのだろう。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
其稚子法師の本人が此度江戸へ来たというので其評判は著聞いちじるしかった。併し阿信は其評判を有難いとも嬉しいとも思わなかった。却って迷惑に思いさえした。
稚子法師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)