“いぎよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
異形100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
にはかきびすかへして急げば、行路ゆくての雲間にふさがりて、咄々とつとつ何等なんらの物か、とまづおどろかさるる異形いぎよう屏風巌びようぶいは、地を抜く何百じよう見挙みあぐる絶頂には、はらはら松もあやふ立竦たちすくみ、幹竹割からたけわり割放さきはなしたる断面は
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
この水墨の薄明うすあかりの中に、或は泣き、或は笑ふ、愛すべき異類いるゐ異形いぎようである。
支那の画 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)