“あらごも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
荒菰66.7%
荒薦16.7%
新菰16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戸板へ畳を載せて、その上へ荒菰あらごもを敷いたばかりの釣台の上へのせられながら、口をいているのが、イヤなおばさんというんでしょう。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
小八は案内者の云うとおりになって案内者の持って来た荒薦あらごもを敷いて坐った。
立山の亡者宿 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
願ふか兩樣の内何共いづれとも決心けつしん致さるべしとのおもむきを申つかはしたるに此方こなたは越前守は公用人こうようにん次右衞門三五郎の紀州表へ出立しゆつたつせし其日より夜終よもすがら行衣ぎやういを着し新菰あらごもの上にて水垢離みづごりとり諸天しよてん善神ぜんしん祈誓きせい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)