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あつくる
ふりがな文庫
“あつくる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
熱苦
60.0%
暑苦
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
熱苦
(逆引き)
いやに
熱苦
(
あつくる
)
しい、南風がなお天候の不穏を示し、
生赤
(
なまあか
)
い夕焼け雲の色もなんとなく物すごい。予は多くの郵便物を手にしながらしばらくこの気味わるい
景色
(
けしき
)
に心を奪われた。
水籠
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
懐
(
なつ
)
かしき女史は、幾日の間をか着のみ着のままに過しけん、秋の初めの
熱苦
(
あつくる
)
しき空を、
汗臭
(
あせくさ
)
く
無下
(
むげ
)
に
汚
(
よご
)
れたる
浴衣
(
ゆかた
)
を着して、妙齢の処女のさすがに人目
羞
(
はず
)
かしげなる
風情
(
ふぜい
)
にて
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
あつくる(熱苦)の例文をもっと
(6作品)
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暑苦
(逆引き)
独言
(
ひとりごと
)
を言つて
吃驚
(
びつくり
)
した様に立上ると、書院の方の庭にある
柿
(
かき
)
の樹で大きな
油蝉
(
あぶらぜみ
)
が
暑苦
(
あつくる
)
しく啼き出した。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
十一月二十七日は、朝からむしむしと
暑苦
(
あつくる
)
しい日であった。空は
重々
(
ちょうちょう
)
たる密雲におおわれて、遠くで
雷鳴
(
らいめい
)
がいんいんとひびき、なんとなく大あらしの
前兆
(
ぜんちょう
)
をつげる空もようである。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
あつくる(暑苦)の例文をもっと
(4作品)
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