“あしかけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
足掛88.9%
足架11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母は机の下をのぞき込む。西洋流の籃製かごせい屑籠くずかごが、足掛あしかけむこうほのかに見える。母はこごんで手をのばした。紺緞子こんどんすの帯が、窓からさすあかりをまともに受けた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
伏見の戦争が初まる三月みつき程前から再び薩州やしきに行つたり明治五年まで足掛あしかけ六年の間一度も帰つて来なかつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
出来るだけ低く取附けた腰掛梁こしかけばりが一つと、へさき足架あしかけのようなものと、推進用の両櫂ダブル・パッドル(註六七)が一本とあった。